ウイルスの攻撃はまだまだこれから [エッセイ]
宮崎県では口蹄疫もひと段落して、皆さんほっとされていることと思います。被害にあわれた農家の皆さんには心からお見舞い申し上げるとともに、宮崎に元気を取り戻すために、肉食います。(住人は高千穂牛のヒレが大好きです。)
ところで、
毎日新聞社の2010年8月14日福岡都市圏版によれば、
「 福岡県は13日、日本脳炎注意報を出し、ウイルスを媒介する蚊が活動する夕方から夜明けまでの外出を避けたり、肌が露出している部分には蚊よけの薬剤を使用したりするよう呼びかけている。同注意報は、ほぼ毎年、7、8月に出ており、02-09年の県内の患者届け出数は計6人。
日本脳炎ウイルスは、豚への感染が広がっている場合、その地域での人への感染の危険性が高くなっている可能性がある。県は国の委託を受け、毎年、日本脳炎感染源調査を実施。8月10日に採血した豚10頭のすべてが陽性だったことなどから、注意報を出した。
県によると、日本脳炎は数日間続く高熱、頭痛などの症状が出る。重症になると、意識障害やけいれん、こん睡が起きる。」
そうである。
まだ、我が家の患者さんで日本脳炎になった患者さんは聞かないが、我が家の小さな患者さんでも、近くの幼稚園なども、今年は手足口病やおたふくかぜが大流行しているようである。
統計的な根拠はないが、この暑さといい、おそらく口蹄疫も新型インフルエンザもこれで終わりということはないのではなかろうか。
ウイルスは日々進化する。しかも、気候と日本の畜産や学校、流通などの社会環境がウイルスにとって、居心地のよい、活発に増殖伝播する環境が整いつつあると思ったほうがよいのではなかろうか。
タグ:ウイルス
2010-08-18 07:53
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