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喜捨 [エッセイ]

 我が家の介護犬を看取ってもうすぐ1年である。
獣医さんによると老衰なので仕方がないといわれて、最後は水や栄養ゼリーをシリンジを改造して(先端部分を切り取って筒状にして)半分無理やり与え、床ずれの防止のために数時間おきに体の向きを変えなければならない状態だった。
最後は穏やかなものだったが、家族の心情は甚だ穏やかではない。妻は一時ペットロスの状態だった。
住人も可愛がっていただけに、未だに犬を飼う気にはなれない。

犬の遺品を整理するにあたり、未開封のペットフードを動物愛護センターに持って上がり、活用してもらうことになった。
当センターは北九州市の保健福祉局保健衛生部が運営する施設で、どうしても飼えなくなった犬と猫などを次の引き取り手が見つかるまで世話をしている。 老犬もちらほら見かけた。


喜捨(きしゃ)とは進んで金品を寄付・施捨すること[1]。本来は仏教用語[1]。
喜捨に見返りを求めてはいけないし、他人のためにめぐんでやるのでもない。自分のために喜んでもらってもらうのである。


センターの二階の事務所に上がり、量が少ないので恐縮しながら差し出すと、快く受け取っていただけた。
追善供養も含め、今年もドックフードを持参しようと考えている。


犬猫用フード等のご寄付を受け付けています!


動物愛護センター - 北九州市


マップ



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動物愛護センター - 北九州市




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神社仏閣の管理者の皆様へ [エッセイ]

 近年、見仏、パワースポットめぐりの盛り上がりにより、多くの拝観希望者が押し掛け(自分者もそのうちの一人ですが)、ご迷惑をおかけしております。
社寺の管理、運営に日々並々ならぬご尽力をいただいている皆様におかれましては大変ご苦労されていることと存じます。深く感謝申し上げます。

 さて、多くの社寺では御朱印を頂いたりする拝観時間は早くても8時半からで、9時以降から16時や17時までのところが多いように思います。
社寺の本来の業務やお勤めは御多忙であり、さらに従業員の労務管理、境内の保安安全対策を考えますと致し方がないことと思います。
致し方ないとは思うのですが、われわれ年寄りにとりましては朝が早いため、活動準備はできているにもかかわらず、参拝できず、残念な思いをすることが多々あります。
また短時間の拝観時間中に多くの参詣者が押しかけ、多くの待ち時間をかけないと拝観できないという、ディズニーランドのアトラクションの待ち時間のような状態で、拝観をあきらめるとこも多々あります。(行列により景観もぶち壊しです)

KIMG0337 (Small).jpg興福寺

 奈良国立博物館では、10月22日から「第68回正倉院展」で、混雑を緩和し、観覧者に鑑賞しやすい環境を提供するため、 会期中の金曜日・土曜日・日曜日・祝日の開館時間を午後7時までとしていたものを、午後8時まで延長することになったそうです。
博物館は室内ですので、開館時間を延長していただくことは大歓迎であり、感謝に堪えません。他の社寺を拝観した後の時間を有効に使えるからです。
先日、ある神社で、受付の方が、「ようお参りくださいました。大変お待たせしました」と言ってくださり、5分開館時間を早めていただいただけで、住人は天にも昇るような幸せな気持ちになりました。

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 そこで、神社仏閣の管理者の皆様へお願いがございます。
はなはだ無理なお願いとは存じますが、せめて、春と秋の連休のときは拝観時間を早めていただくわけにはまいりませんでしょうか。
おそらく神職や仏道にある皆様はわれわれ下々の人間が寝ている早朝から、朝のお勤めなどお忙しくなさっていることと存じます。
そんな中、社務所や納経所を開けていただき、お一人でも対応していただける方がおられれば、もう大満足であります。
私のように思っている年寄りは多いと思います。他の社寺よりも早くから拝観可能であることをホームページなどで告知すれば、朝早くから参拝する輩が多くなることでしょう。
けれどもそのことは、神様や、仏様のお考えを普及するのに、決してデメリットにはならないと私は確信いたしております。
 今後京都、奈良などの有名観光寺院はますます外国人観光客が増え、混雑することでしょう。古き良き日本のイメージからはどんどん離れていきますが、これも致し方ないことでしょうか。
どうか御一考いただきたく存じます。日本の神道、仏教のますますの発展を願ってやみません。

不佞 馬寄村の住人 拝

KIMG0355-PANO (Small).jpg飛鳥



タグ:見仏
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みんな 阿蘇神社の御朱印 ゲットにgo! [エッセイ]

 御朱印帳がブームである。少なくとも住人の中では。
昔は、住人はそれぞれの神社仏閣でお守りやお札を頂いていたのだが、そのお守りやお札を粗末にならないように保管しておくというのは思いのほか大変である。
神様の上下関係や、仲の良しあしなど考えると、お札を納める順番、位置など考えたらきりがなのだが、挙句の果てにはほこりをかぶった状態になっていて、正月のどんど焼きのときに神社に持っていき、炊き上げてもらうということになる。
御朱印帳の場合、現在では、御朱印帳袋なるものがあり、それに納めて、神棚にお供えすることで、粗末にならずに済むと、住人なりに考えている。住人は、奈良県吉野郡天川村坪内にある天河大弁財天社の袋を愛用している。

 観光寺院などの場合、授与所にずらーっとカラフルな御朱印帳に番号札がついて列ができ参拝前にお願いし、参拝後にいただいて帰る、というシステムのところも多い。
若い女性の列に並ぶのは気恥ずかしさを感じることも多々ある。
 御朱印をいただく場合、たいてい300円くらいをお納めして、頂戴する。たいした額ではないのだが、1日に10か所など回れば、駐車場代などとともに、住人にとっては結構な額になる。
しかしながら、生身の人間が、その場で書いてくださるのであるから、寺院側の立場で考えると、全くわりに合わないことであろう。
一方、地方の神社仏閣の場合、人生の深みを感じるご高齢の方(たぶん寺院のモリをしている地元の方など)が、心を込めて書いてくださり(観光寺院でも心を込めてくださっているのだが)、世間話をひとしきりした後で、戴くこともある。
そんな、ブームを「スタンプラリーと勘違いしている」と冷ややかにご覧になっている向きもあるようだが、住人はそうは思わない。

DSC_9263 (Small).JPG比叡山

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タグ:御朱印
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指原莉乃&山本裕典が「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」を受賞 [エッセイ]

 

AKB48の姉妹グループHKT48の指原莉乃と俳優の山本裕典が、今年もっとも笑顔が輝いている各界の文化人・著名人に贈られる「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」を受賞し8日、都内で行われた授賞式に出席した。

 

同賞は、日本歯科医師会が、国民のお口の健康を守る「8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動)」推進の一環として1993年より実施している。今年は、同医師会の会員6万5,000人の投票によって指原と山本が選ばれた。

白のワンピース姿で登場した指原は「前回までの受賞者の方々の名前を見ても、素晴らしい方ばかりなので、すごく緊張しています。さっき登場する前にも、ころんじゃいました(笑)」と明かし、今年のベストスマイルを「やっぱり総選挙で1位になったことですね。その場ではびっくりしてすぐには笑顔になれなかったんですけど、握手会などでご報告するうちに、笑顔になっていきました」と振り返った。さらに「今日はすごくうれしい日です。来年も"いい歯でいい笑顔"で、総選挙1位を目指して頑張ります!」と意気込んだ。山本も「6年ぶりにオーディションに参加し、役を勝ち取った時が今年一番の笑顔でしたね」と話し、指原の印象を「バラエティーでも色んな表情をされるけれど、やっぱり笑顔が素敵で可愛らしいですね」と語った。

また、歯のケアについて聞かれた指原は「私、歯医者さんが好きなんですよ! あ、媚びてるわけじゃないですよ? 2週間に1回は歯医者さんに行って、キレイにしてもらっています。握手会で笑顔が素敵な方がいいですからね(笑)」と話し、山本も「歯磨きはドラマの時やお芝居の合間にしますね。舞台でも近くで顔を合わせたりするので、キレイにするのを心がけています」とプロ意識の高さをうかがわせていた。

 http://news.mynavi.jp/news/2013/11/11/229/ より引用いたしました
 
 
 
 
 

 

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タグ:スマイル
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「信頼できる歯科治療」は信頼できますか [エッセイ]

 先日、広告代理店とおもわれる会社から資料が送付されてきた。 完全保存版歯科医療MOOK という日経MOOKに掲載する広告の勧誘である。
この手の名医とか、インプラント治療医とかいった、雑誌広告の勧誘や自費出版の勧誘が郵送されて来たり、 インプラント治療の新聞広告に一口乗らないか、インターネット上の露出度を上げるためにSEO 対策しかないか、と言った電話やFAXが診療中にもかかって来たり、 住人としてはすこし食傷気味である。
   というのも、この手の雑誌はほぼ宣伝広告雑誌だからである。専門医のリストなどが後ろの方に申し訳程度に載っている場合もあるが、露出度が高いのは、高額な広告宣伝費を払っている医院である。われわれ同業者が見て、「あ、この先生が巻頭に載っているているのであれば納得」ということになるが、実際はそうでない場合が多い。
むしろ、我々が思う所の名医は、この手の本への露出をあえて避けているようにさえ思われる。(そのことは当のジャーナリストが一番理解しているはずである)
歯科界のコンセンサスに反するような治療法を紹介ている場合もあり、患者さんに正しい知識を紹介するツールになっていない。 かえって歯科界への信頼を失う原因になっているのではないかと危惧する。
住人の周囲には「このような本に名前が載ることで、この人たち(広告主)と同列に扱われるのは嫌だし、人間性を疑われる恐れがあるので、断るようにしている」とさえいう先生もおられる。

DSC_1425 (Small).JPG神宮

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ご当地キャラクター大集合 in 門司港レトロ [エッセイ]

本年市制50周年を迎える北九州市では、その一環として門司区役所では「ご当地キャラクターと一緒に市制50周年をお祝いしよう!」をコンセプトに門司区のキャラクターである「じーも」がホストとなり、関門海峡を望む門司港レトロ地区において、市内外から30体のキャラクターが参加するキャラクターイベント「ご当地キャラクター大集合in門司港レトロ」を開催します。

■日時 平成25年9月22日(日曜日) 10時~16時

■場所 門司港レトロ中央広場(門司区東港町)

 

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http://www.city.kitakyushu.lg.jp/moji/w1100254.html

 

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タグ:門司区
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利他の心 [エッセイ]

 毎年知人から海峡花火大会の協賛席を分けてもらう。今年は子供が友達と行くことになったのだが、帰りの混雑を回避して、速やかに子ども達を帰宅させるために、日ごろの罪滅ぼしをかねて、近くで花火大会が終わるまで待機することになった。
はなから花火見物は二の次なので、花火の絶景ポイントではない岸壁の適当なところを見つけ、折からの猛暑の中、三脚を準備して、陽の沈むのを見ていた。

「ここから花火が見えますか」、一人の父親らしき男性が近づいてきた。家族のためのベストポイントを探しているのだろう。いつもオヤジは家族のためにけなげである。
「下関の花火は見えると思いますが、門司側の花火はあっちの方向ですから建物の陰になって見えないと思いますよ」とこたえた。

しばらくすると、その男性が家族を連れて住人の隣にシートを敷き始めた。
男の子二人と、3歳前後だろうか小さな女の子とその母親のようである。
住人も経験があるのだが、子供が小さい時はベストポジションとは子供がごねだしたり早く帰ろうとなったときに動きが取れるところであり、ベストビューポイントである必要はない。

しばらくするとお兄ちゃんたちと、お父さんは他の場所を探索しに行ったのか母親と女の子だけが残った。
  人みしりの住人は一人海を眺めていると、ちょこちょこと女の子が近寄って来て、「ハイ」とキャンディを勧めてくれた。
「わー、ありがとうネ」と言いながらも「ごめんね、おじちゃん(心は青年のつもりだが・・・)なにもお返しするものモッテないんよ・・」
母親が差し向けたのは間違いが、むろん最初から見返りなど期待してないだろう。
引越し蕎麦的な、「ご迷惑おかけするかもしれませんが宜しくお願いします」的なご挨拶だったのかもしれないが、そうすればとなりのおじちゃんが喜ぶだろうというのが、動機であることは間違いないだろう。
いずれにしてもこういうサプライズなご厚意は嬉しいものである。
 母親に目をやると、しっかりした聡明な顔つきで微笑んでいる。
近年、自分が楽しむことを第一に考えて、お正月やクリスマスパーティーをする主婦もいると聞くが、 「あ、この家族は大丈夫、きっとこの子供たちも立派な人間になる」と、とっさに確信した(誠に勝手で大きなお世話でるが)。
いずれにせよ、今日、このような交流が少なくなってきたように感じる。

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舌の思いで [エッセイ]

  住人は食べ物の好き嫌いがほぼない。というよりも、口に入るものであれば、昆虫などのゲテモノのたぐいを除けば何でも食べる方である。
とくに、アルコールと糖分と動物性タンパク質そして粉物は好物である。

 たまに天神などに行くと、
年甲斐もなくデパ地下のショーウィンドウにはり付いて、おしゃれなケーキを目で楽しんだり、
浄水通りあたりののショップに出向いたりする。

一時期、石村萬盛堂が郊外展開している「いしむら」で飲み放題のコーヒーを頂きながら、食べたいケーキをはしごするというのが我が家のマイブームであったことがある。

さて、
我が家は言うまでもなく、父方も母方も高貴な出ではないので、住人の小さなころからの甘味といえばいわゆる田舎のスウィーツであった。
例えば、ぼたもち、ぜんざい。
それぞれの言葉の定義はいろいろあるだろうが、  住人の中での定義は小豆の形をとどめたものが「ぼたもち、ぜんざい」であり、こしあんが「おはぎ、おしるこ」である。

IMG_0433 (Small).JPG呉市入船山公園

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震災と歯科医の活動 [エッセイ]

  あの震災から、はや一年以上もたちました。
マスコミは日食やスカイツリーはにぎやかに報道しますが、震災報道はめっきり少なくなり、フクシマの総括がされることなしに、原子力発電が再開されようとしています。
日本人の心の中で、明らかに風化しつつあるように思われます。
当時日本人の「絆」、利他の精神が評価されていましたが、古き良き日本の心をもったのは東北の人たちに限定されたことだったようです。
たかだかがれきの受け入れさえままならないのが、現在の日本人です。

北九州市は公害克服とエコで世界に名前を売ろうとしている都市ですから、高い技術レベルで、がれき処理をやってのけてほしいものです。
福島の人の辛苦を考えたら、すこしでも、痛みを分かち合いたいものです。

さて、 今回は完全に他人のふんどしです。

 事件や航空機事故では,、その身元確認には、同業の歯科医師が尽力しています。
今回の震災でも、歯科医師の先生方が震災にかかわりました。
その様子が、
NHK総合:6月3日(日) 午前10時35分 ~ 午前11時18分
 「明日へ~支えあおう~」
きみは確かにそこにいた ~歯科医師たちの身元確認~
が放映されます。  

ぜひご覧になっていただきたいと思います。

IMG_0435 (Small).JPG呉市入船山公園


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おおつごもり [エッセイ]

 2012年の大河ドラマは「平清盛」だそうです。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・
言うまでもなく、平家物語の書き出しの一節ですが、 2月にニュージーランドで地震が起きた際 その後日本で起きることをどれだけの人が予想できたでしょう。
ただただ、人間の無力さと世の中の無常を思い知らされた1年でした。

 

IMG_0429 (Small).JPG呉市入船山公園旧東郷邸

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タグ:宮沢 賢治
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Cool Japan Cool 田舎 -IT系野人への誘いー [エッセイ]

 まもなく防災の日が来ます。

 受験で上京したとき東京駅に降り立った瞬間から、「東京」によどんだ空気というか多少の違和感を感じていた。先に大学に進学した親友に東京を案内してもらい、受験をしながら数日間 半蔵門ちかくのふくおか会館で過ごしたのだが、そのとき住人は、東京は遊びに行くとこであり、住むのは住人には向かない」と感じた。
以来、学会などで、上京する機会があるが、エリアが広すぎること、人が多すぎることなど、むっとする様な熱気など住人には今でも向かないと思っている。

先日、「関東大震災」 吉村 昭 (著)を読んだ。

  この本を読んで、完全に理解したうえで首都圏に住むのは当然個人の自由であると同時に、自己責任であろう。国が何もしてくれないことは今回の震災でよく理解できたはずだからである。

消防力、火災、ライフラインの断絶による2次的被害、情報の寸断、流言による人心の錯乱は、江戸時代より水道などの科学技術、文明の進歩した大正時代のほうが被害が甚大であったそうである。平成の時代に同程度の地震が起こったらと、考えると、住人が心配性なのかもしれないが、背筋が寒くなるどころではない。

住人には住めないと確信した。

震災はいつか来るだろう。来たら大変なことになるとうすうす気づきながら、誰も何も言い出さないのは 原子力村の思考とまったく同じような気がする。

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タグ:震災 東京
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言葉 [エッセイ]

  住人は外国語は言うに及ばず、日本語すら自信が無い。学生の時分、国語は苦手教科であり、いまでも劣等感を持っている。(いきなり余談だが、卒業直後の医局時代にJICAのアフリカからの研修生の英語が聞き取れず、pardon(すみませんがもう一度お願いします)を連発し、白眼視された。  来日する台湾や韓国の歯科医は英語はペラだし、住人の英語力と同程度の日本語がしゃべれる臨床家が多い)

「目は口ほどにものを言う」といわれている。確かにそう思う。目はその人の心が映し出されていて、言葉よりもうそをつけないように思う。我が家の駄犬の目は本当に美しい。きっと心は美しいと確信する。でも犬である。

目が美しければそれでよいかというと、そうでもないようである。言葉もその人の内面の表出であると思う。
とっさの一言にその人間の本性が出ることがある。言葉を発するということもその人の常識、知性、感性、思考法、価値観、品格、コミュニケーション能力等々内面がほとばしり出ることであり、大変恐ろしいことであると思う。

住人の内面が至らないのは 不徳と今までの精進が足りないので、それを取り繕っても仕方ないのだが、内面が出るゆえに「言葉を発する」という行為は恐ろしい。

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タグ:言葉
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アトムの力 [エッセイ]

  住人の父は大正最後の年に生まれているので、門司の空襲を馬寄村から見ていたそうである。
甚だ不謹慎ではあるが、探照灯(サーチライト)に照らされながらも悠々と飛ぶB29と地上の高射砲のやり取りは、滑稽でもあり、綺麗でもあったそうである。
現状認識はある程度出来ていたにもかかわらず、なんとなく大丈夫だろうと、国力の違いすぎる、米国の誘いに乗って、戦争に走ってしまった当時と昨今の原発に関する状況は非常に似てるように思えます。

 北九州市の中心、市役所や勝山公園のあるあたり(KBCテレビ アサデスのライブカメラから見た小倉城方向)がなぜ、近年まで広大な敷地が残っていたかご存知の方は少なくなりつつあるのではないでしょうか。(余談ではあるが、住人が子どものころには現在の市役所の場所にはジェットコースターがあったように記憶している)

実は小倉は軍都で小倉陸軍造兵廠という軍需工場があったです。
長崎に落ちた原爆は小倉の小倉陸軍造兵廠に落す予定だった事は 北九州市民であればご存知の方も多いと思います。

もし長崎でなく、小倉に原爆が落ちていたら自分はこの世に存在していないかもしれません。

 長崎や広島で原爆の被害に遭われた方のことを思うと、その無念さを想うと、もう過ちを繰り返してはいけないでしょう。

しかしながら、今回の原発の被害を遭われた方には同じような苦しみを少なからず与えているのではないでしょうか。

もしそうなら、今を生きる我々は今、過去を生きた人のために、そして将来を生きる人のために、どう行動すべきなのでしょうか。

PTDC0006M (Small).jpg昭和初期の門司港駅

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ぬか床 [エッセイ]

 家庭菜園の真似事を始めて約5年、かねがね自分で育てたキュウリやナスを自家製のぬか床に漬けたい願望があったのだが、あさ漬の素に漬けたり、スーパーでぬか漬けを買って食べていた。
仕事柄、糠をかき混ぜたにおう手で仕事するわけにも行かず、どうしたものかと躊躇していたのである。

スーパーなどでファスナー付きのビニールのヌカ漬けセットや、糠、天然塩などを見て目を輝かせるダンナを見るに見かねて、糟糠の妻が「糠床の面倒を見てやってもよい」とのたまった。

山の神の気の変わらぬうちにと、ネットでホーローのヌカ漬け用容器とぬか床スタートセットを注文したのだが、本日それらが届いた。

ぬか床を維持するというのは、植物性乳酸菌という生き物を飼うことと同じで、温度、湿度、pH、酸素濃度等々、乳酸菌が喜ぶ環境を提供すれば、菌が繁殖し、おいしいぬか漬を返してくれるはず。そのためには科学的な知識より、その土地の昔のばあちゃんの智恵が必要です。

 実は住人はサバのぬかみそ炊きが大好物である。ねっとりヌカが絡まったくらいの、できればタカの爪と山椒の実など入っていれば言うことなしである。自家製ぬかみそ炊きを食することができるのは何時になることだろう。

住人は嬉しくてうれしくてたまらないのだが、なにぶんぬか床の運命は家内の手の内にあるので、どうなることやらやら、やや心配である。

 

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ハイリスクハイリターン再考 [エッセイ]

 筋肉痛である。
毎年この時期、生垣の剪定を行なうのである。何故この時期かというと、植物の都合でなく、これから暑くなり、虫も増えるからというこちら(人間)の都合である。
(やっかいなものを残した親を恨みながら)「いっそ枯れてくれんかいな」とおもいながらバッサリいくのだが、密かな期待は毎年見事に裏切られる。
それにしても、生命力というのはすごいものである。
雑草(あくまでも人間の観点であるが)はむしってもむしっても生えてくると家内を嘆かせている。
なんと肥沃な国土であろう。

さて、巷では節電が叫ばれている。
宇宙から日本を眺めると、まさに不夜城のように明るいそうであるが、慣れとは恐ろしいもので、そのことに、自分を含め現代人は違和感を覚えていないようである。

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嬉野温泉旅館 椎葉山荘

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同じものを視ているのでしょうか [エッセイ]

 住人は大学に入るまで眼鏡をかけたことはありませんでした。
大学1年の夏休みに自動車免許を取りに行ったときに、試験会場で視力が足りないことを指摘され、あわててメガネをつくりに行きました。
視力はそれほど悪くないのですが、乱視が入っているということでした。
裸眼で月を見ると三日月が2個ダブって見えます。
悪いことばかりではありません。花の咲いたサクラの木を見ると、被写体深度の浅いメルヘンティックな写真のようにキレイに見えます。

 メガネをかけてはじめて英語の辞書を引いた時の感動は今でも忘れません。
「ハー 他人はいままでこんなにスッキリ、クッキリ文字というものを見ていたのか・・・・・」

-80b0f.jpg山荘 天水6

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タグ:認識
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恩師の教え [エッセイ]

 入学式のシーズンです。
住人は小学校から高校まで本当に先生に恵まれました。そして多くのことを教わりました。

特に、小学校の頃、担任の先生から、授業中に話が脱線して、いろいろな話をうかがいました(現在の教育指導要領にはまず載ってない内容でしょう)。
 自分の母親のような先生から、戦争体験、昔の話、などいろいろなことから、
はさみの渡し方、電話のきり方、ヒトへの思いやり・・・人間としての生き方、マナーを躾けてもらいました。
生きることの大変さ、だけど人生の楽しさ・・・などを具体的な言葉でなくても、人柄やさりげない行動からにじみ出る雰囲気の中で教えて頂いたように思います。

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タグ:教育
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転勤と歯医者選び―人を観る目― [エッセイ]

  3月は転勤の季節です。我が家の患者さんでも、転勤になる患者さんがおられます。
 サラリーマンにとって転勤は宿命であり、仕方のないことです。
折角、近所と仲良くなったのに、「秘密のケンミンSHOW」の東 京一郎夫婦のようにすぐ転勤になってしまうのはショックでしょう。
 一方、転勤が多いため、近所づきあいが希薄になることは否めないでしょう。「折角親密になってもどうせ又転勤になるから・・・」、また、「旅の恥は掻き捨て・・・」とまでは思わなくとも「近所との関わりがわずらわしく、できれば関わりたくない」と思っている方もおられるかもしれません。この地方都市でさえ、町内会や子ども会などの地域コミュニティは昔に比べて壊れています。

  そして歯医者さんとの付き合いも同様の事がいえるのではないでしょうか。
転勤先で、新しく歯医者を探し、受診するのはさぞかしストレスフルなことでしょう。住人など、初めての人と会うだけでもドキドキします。それが自分の口をさわられる歯科医と対面しないといけないのですから、お気持ちはお察しいたします。(「何処の歯医者も同じ」と割り切ったお考えの方も折られるかもしれませんが・・・)
どうしたら良いか解らないので、「転勤先の地域情報はお手軽なインターネットの口コミサイトで・・・」という方が多いのではないでしょうか。「北九州 おすすめ 歯科」などで検索したくなる気持ちはよく解ります。

山荘 天水

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タグ:歯医者
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記念切手 [エッセイ]

  先日、久しぶりに切手を買いに郵便局に行った時に、従来の日本のお祭りや花の切手の中に、キティちゃんの記念切手があるのを発見した。時代の変化を実感した。

 調べてみると、お金を出せばオリジナル切手がつくってもらえるようである。

たとえば、自分の写真の画像で切手が作れるなんて、郵便局も進化している。

 住人は、小学生の頃、切手を集めていた。
住人が何かを始めるのは大概、周囲にブームが起きていて、その影響である。

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タグ:切手
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生きる力2 [エッセイ]

 9月というのに毎日うだるような暑さが続いています。
高齢の方に「昔はクーラーなど無かったでしょうが、こんなに暑かったですか」とうかがっても、
「いや、こんなに熱い経験はない」
といわれるので、馬寄村でも、近年にない、暑さなのでしょう。

さて、夏野菜の季節も終りになり、野菜作りの後始末をしなくてはならない季節です。
2週間ほど前に、きゅうりとトマトの苗を地中から引き抜き、後片付けの準備をしておりました。

きゅうりは1~2日でからからに枯れて、干上がってしまい。片づけやすい状態になりました。
ところが、トマトは2週間たっても、枯れずに葉っぱの緑が維持されています。( もちろん水はやってません)
植物の生命力にあたらめて、驚かされました。

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ウイルスの攻撃はまだまだこれから [エッセイ]

  宮崎県では口蹄疫もひと段落して、皆さんほっとされていることと思います。被害にあわれた農家の皆さんには心からお見舞い申し上げるとともに、宮崎に元気を取り戻すために、肉食います。(住人は高千穂牛のヒレが大好きです。)

ところで、
毎日新聞社の2010年8月14日福岡都市圏版によれば、
「 福岡県は13日、日本脳炎注意報を出し、ウイルスを媒介する蚊が活動する夕方から夜明けまでの外出を避けたり、肌が露出している部分には蚊よけの薬剤を使用したりするよう呼びかけている。同注意報は、ほぼ毎年、7、8月に出ており、02-09年の県内の患者届け出数は計6人。
 日本脳炎ウイルスは、豚への感染が広がっている場合、その地域での人への感染の危険性が高くなっている可能性がある。県は国の委託を受け、毎年、日本脳炎感染源調査を実施。8月10日に採血した豚10頭のすべてが陽性だったことなどから、注意報を出した。
 県によると、日本脳炎は数日間続く高熱、頭痛などの症状が出る。重症になると、意識障害やけいれん、こん睡が起きる。」
そうである。

まだ、我が家の患者さんで日本脳炎になった患者さんは聞かないが、我が家の小さな患者さんでも、近くの幼稚園なども、今年は手足口病やおたふくかぜが大流行しているようである。
統計的な根拠はないが、この暑さといい、おそらく口蹄疫も新型インフルエンザもこれで終わりということはないのではなかろうか。

ウイルスは日々進化する。しかも、気候と日本の畜産や学校、流通などの社会環境がウイルスにとって、居心地のよい、活発に増殖伝播する環境が整いつつあると思ったほうがよいのではなかろうか。

>>>新型インフルエンザと手洗い、うがい 

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タグ:ウイルス
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郷土史 [エッセイ]

  老人や幼い子どもなどの痛ましい事件など、日本の地域のコミュニティーの崩壊が遠因であろうと思われる事件が連日報道されています。
住人が子どもの頃までは 近所の人が亡くなると、町内の主婦はその家の葬式などの手伝いに出向いて料理などの手伝いをしていました。困った時はお互い様でした。
 若い嫁にとっては近所付き合いはわずらわしいものであったかもしれません。葬儀も自宅ではなく葬儀場で行われるようになり、遺族も楽になりました。そのしわ寄せが現在の日本を襲っていると思われます。

地域コミュニティの再構築するには、近所付き合いを再構築すると共に、仲間意識を醸成する必要があります。それにはオラが地域を愛する気持ちや誇りに思う気持ちが必要ではないでしようか。

 そのためには政教分離などと堅苦しいことを言わずに、村の鎮守のお祭りには小学生から大人まで参加するような気持ちと制度が行政や構成員にとって大切であり、そのような行事によってさらに地域住民の結びつきが強まるように思うのですが。それに無関心な人や強く反発する方もいらっしゃるのも事実です。

オラが地域を愛する気持ちや誇りに思う気持ちを育むためには 地域の歴史を知ることも大切だと住人は思います。

歴史を語りだすと宗教色を0にするのは困難です。
商工会議所や観光組合主導の「◎◎祭り」や健康増進のための「○○フェスタ」も結構ですが、盆踊り大会、秋祭りのお神輿担ぎなど、地域根ざして、昔からあったのだが、忘れられつつある行事がドンドン復活して、盛んになればよいと思います。

 先日、患者さんから「緑丘校区 郷土史」という緑丘中学校父母教師会が作製した(作成年不明)小冊子を頂きました。
同校の社会科の教諭をなさっていた成国敏雄先生が地域の歴史を詳細に調査なさってお書きになった論文です。
 馬寄村も歴史に登場してないわけではありません。
一例をあげると、現在大河ドラマで竜馬伝が放映されていますが、幕末の第二次長州征伐の小倉口戦争(長州戦争)では内戦の戦火に馬寄村は巻き込まれているのです。

無許可ではありますが、成国先生の論文をスキャンしたものを掲載させていただきます。
郷土の歴史に関心を持っていただける糸口になればと思い、掲載させていいただきました。
コピーのコピーですので見づらい点はご容赦ください。

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ジャガイモの実 [エッセイ]

  ジャガイモは  ウィキペディアによると
ジャガイモ(英名:potato、学名:Solanum tuberosum L.)は、ナス科ナス属の植物。地下茎を食品として利用する。
ジャガイモは、地下の茎の部分(塊茎)を食用にする。
とある。
我が家でも昨年から「遊びごと」で栽培しているのだが、ジャガイモに実がなることを皆さんご存知でしょうか?
白や紫の可憐な花は確かに昨年も咲いていたのですが、その後の関心は当然地下茎のほうに行ってしまい、気がつきませんでした。

TS3E0299 (Small).JPG

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スポーツジムとエコのビジネスモデル [エッセイ]

  住人は どちらかというとムダなことが嫌いである。そしてメタボである。

あるとき汗かいて自転車をこぎながらふと考えた。
「俺が今やっていることは世の中の為になっているのだろうか」
「どうせ自転車をこぐのであれば、発電機でもつけてくれれば、人様の為になるのに・・・・」

「せっかく多くのエネルギーを頂いて生きているのに、自分自身が「エコ」でない・・・」

そこであるビジネスモデルを思いついた。

-9e250.jpg崇福山 安楽寺

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タグ:健康
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ワールドカップとお蔭参り [エッセイ]

  サッカー・ワールドカップはオランダには惜敗したものの、試合前の予想を大きく超える、日本の活躍に、市井も盛り上がりを見せている。
オランダ戦後も渋谷の町に若者が繰り出して騒ぎを起こした様に聞く。ワールドカップや、プロ野球の優勝時に、街に繰り出して騒ぎを起こしたり、川に飛び込んだりするのは現在の若者に特有の行動なのだろうか。住人はそうはは思わない。

日本人は昔から定期的に、お蔭参りエエジャナイカ)といった、集団行動を起こしている。日露戦争のときのちょうちん行列もこの部類に入れてよいのではないだろうか。
熱しやすくさめやすい日本人のDNAなのか、動物的な本能がそうさせるのかわからないが、とにかく多くの、それまで、フツーの日本人が急に何かに取り付かれたように、定期的(約60年周期)に特異な行動を起こしていたのである。
そして、騒ぎの後は何もなかったように普段の生活に戻ってゆくのである。
まるで、風の谷のナウシカのオームのようである。

人類がアフリカに誕生して、アジアの東端にまで達した、われわれ祖先は、その先アメリカ大陸まで、グレートジャニーをするほどの開拓心は持ち合わせずに、農耕をはじめ、この地に定着したのであろうが、定期的に血が騒ぐ民族なのであろうか。

地震や火山の噴火同様、ズーッと抑うつされているとその分反動が大きいだろうから、60年周期でなく、オリンピック、ワールドカップ、最近ではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など、イベントを定期的にちりばめて、「プチおかげ参り」するのは、大量のマグマを溜め込まずによいのかもしれない。
完全に肯定しているわけではないが、村の祭りといったマグマのはけ口のない、特に都会の若者にとって、スポーツイベントに乗っかって騒ぐのは ガス抜きとしてはよい仕掛けなのかもしれない。

 

 

-f14fa.jpg善光寺三門

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タグ:日本人
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神風 [エッセイ]

  今までも日本には何度か神風が吹いて、そのたびに日本人は自分たちの実力を見誤ってきました。
もし今度のワールドカップで神風が吹いて、日本が予選を突破したとしたら、それは日露戦争に勝利したこと同様、日本の若者は再び自国の実力を勘違いしてしまうことになるでしょう。
その勘違いは結果的に日本の若者を不幸にしてしまうでしょう。

先の大戦でも、その勘違いに大いに貢献したのがマスメディアです。今回のワールドカップも、日本の問題点を冷静に分析してコメントするのか、単なるお祭り騒ぎに仕立て上げるのか、
試合前と後にどういうあつかいをマスメディアがするか注目するところです。

それはさておき、

山荘天水

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タグ:日本人
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都会の空気、田舎の空気 [エッセイ]

 住人は 人ごみが大変苦手である。だから、買い物は開店直後を狙ってさっさと済ませるようにしている。

しかしながら、山奥に引きこもっていると、無性に都会の空気を吸いたい衝動に駆られることがある。

 先日も天気の良い休日に福岡市天神をぶらっとしたのだが、住人が約20年前によくうろうろしていた頃とはかなり違ってきている。
地下街など渡辺通りに沿った縦のとおりだけでなく、各百貨店を結んだ横の広がりを見せていて、迷いそうになる。
おそらく、40年前、50年前、100年前の天神は今の様子とは かなり違っていたのであろう。

住人の父が、子供のときの修学旅行か何かで、大宰府に行くのに天神から電車に乗ったということを聞いたことをふと思い出した。

それにしても人間が都会を開発する熱意というのはすごいものである。利益を生む場所はドンドン栄える。

ところで、 警固公園から西通りに抜ける路の袂に、心臓刺激伝導系発見者田原淳先生住居之址と銘打たれた記念碑がひっそりと建っている。

 田原淳(たはら すなお)(1873-1927)先生は、元九州大学医学部病理学の教授であり、温泉治療学研究所の初代所長でもある。 ドイツ留学中の1906年には心電図法の確立やペースメーカーの開発の基礎となる偉業だと言われている、田原結節(刺激伝導系) の発見した偉人である。

 今となっては天神のど真ん中であり、当時の自宅の様子を想像するのは、想像力の貧困な住人にとって困難である。

 一通りデパ地下を物色し、ハイカラな物に子供とともに感嘆しながら、先日涙を流しながら見たユーハイムのバームクーヘン(NHK 歴史秘話ヒストリア)を心して頂くために買って帰ってきた。

都会の喧騒の空気を吸ってから、山奥に帰宅し、ほっと一息ついたときの空気は又格別にうまい。

   2497040平尾台 千仏鍾乳洞


タグ:都会
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信じるものは救われる2 [エッセイ]

2496854  血液型による性格分析は科学の世界では完全に否定されている。
しかしながら、テレビや雑誌でも、それほど目くじら立てられずに日本人は受け入れている。
ましていわんや、心霊現象番組は花盛りである。「非科学的な番組を放送してけしからん」とはならない。
 血液型による性格分析もある意味宗教である。(住人はコミュニケーションの補助的ツールとして完全否定はしないが・・・)
それほど堅苦しく考えずに(血液型は非科学的なことを知っていて)血液型の話をしている日本人は「非科学的なこと」と柔軟にうまく折り合いをつけているのかもしれない。

 お勧めまではしないが、正月に1冊の本(生物学者と仏教学者の七つの対論)を手にとった。以下 興味のある方は手にとって見られてはいかがでしょうか。
 お屠蘇が抜けずに脈絡が整っていないことはご容赦下さい。

 龍蔵寺

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タグ:宗教
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街の思い出2(小倉) [エッセイ]

 今では車のフロントグリルにしめ縄を飾る車もめっきり減ったが、住人が子供の頃は町内会で、国旗を共同購入して、国民の祝日には各家の玄関に国旗を掲揚さえしていた。深い議論は別にして時代の変化は年々早まっている。

  昭和40年(1965)はベンチャーズの2回目の来日でエレキブームが起こり、総理府の調査で、「今の世の中は義理人情を重んじないのでよくない32%(昭和30年、41%)、よくないとは思わない56%(昭和30年、45%)である」という世情。
一方、都はるみが「涙の連絡船」を第16回紅白歌合戦に初出演、熱唱していた頃である。時代は 戦後の爪あともほぼ薄れ、みんな「明日は今日より豊かで明るい」と希望を持って疾走していたように思うが、地方都市の小倉は首都圏と比べて遅れをとっていたかもしれない。

小さい時の記憶と、その後の記憶が入り混じって錯誤していると思うが、今から40数年以上前の話である。間違っていたらご指摘下さい。

 住人は生まれたときに額の真ん中に赤いあざがあった。
結構目立ったらしく、祖母など「カエルの腹でこすると治る」と言い、こすられたのだがあまり変わらなかったらしい。気に病んだ母は どこから聞きつけてきたか不明だが、住人にラジウムを照射してもらいにしばらく小倉へ通っていた。
その病院(小倉記念病院)は現在別の場所に移転しており、今年(2010年)は小倉駅北口に移転予定だそうだが、当時は 現在の小倉井筒屋の新館、昔の駐車場のあたりにあった。当時の記憶はあまり残っていないが、何か薄暗いところだったと記憶している。

2496845龍蔵寺

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タグ:小倉 思い出
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すもち [エッセイ]

2496849   我が家でこう呼んでいるだけであって、実際の正式名称は解らない。漢字でどう表記するか知らないので「すもち」とさせていただきます。
おそらく、祖母や母方の実家がある、香春から、小倉南区あたりの呼び名ではないかと考えます。

 用意する物
だいだい(すっぱい柑橘系)
大根おろし
鷹の爪
醤油

つきあがったもちを切り分けて丸めたりした後の余った部分を小さくちぎって、入れる。 

住人が子供のときは 5時頃からかまどに火を入れて、もち米を蒸し、なん臼もつくので、つき手は小腹がすく。

中休みのおやつとして、「鷹の爪」と「だいだい」がピリッと効いていて、大根おろしが消化によく大変美味である。

ただし、つきたての熱々のうちでないと食べられたものではない。

 「あんこ」や「きなこ」と違い男の食い物である。鷹の爪でむせないように注意が必要である。

龍蔵寺


タグ: 餅つき
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