「楽しい」は健康のもと~病(やまい)は気(き)から~ [エッセイ]
住人の事実誤認かもしれませんが、菅原道真公など、政治的に失脚した日本人男性は失脚後、短命のような気がします。(もちろん西郷隆盛など、流罪になっても力強く生きた猛者もいますが・・・)
それだけ政治の世界はストレスフルなのでしょうか。
「生活を楽しんでいる意識が高い男性は、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などの循環器疾患の発症、死亡リスクが低い」
との調査結果を、津金昌一郎;国立がんセンターが発表したそうです。
>>下記参照
そのような社会でも、「生活を楽しもうと意識し、楽しむ方法を自分なりに見つける」と病気にかかりにくくなるということです。
昔から言われている「病は気から」ということでしょうか。
今気付いたのですが、「病気」という言葉は 「病(やまい)」という語と「気(き)」という語から成るんですね。
「病は気から」というのは
「病気は気持ちしだいで、良くもなれば悪くもなる」という意味のことわざだだそうですが、
「気持ちしだいで、病気になることもあれば、ならないこともある」とも言えそうです。
免疫系の働きと、自律神経系と、ストレスや感情との関係などは徐々に解明されつつあるようですが、「病は気から」というのはまんざら間違っていないのかもしれません。
高齢になってくると、病気そのものや治療がストレスになったり、生活を楽しめない原因になり、ますます病気が病気を呼ぶ可能性があると思われます。
まずは健康であることが、ストレスを減らす上でも大切なことでしょう。
「お金はなくとも、「自分は幸せ」思って、ストレスなく生活することが、幸せに長生きする秘訣」と禅問答のようですが、ある意味真理をついているのかもしれません。
また、何事もストレスに感じない強靭なあるいは鈍感な精神力が最も必要なのかもしれません。
それにしても女性には この関連はなかったということは 「女性は人生を楽しんでいようが、いまいが、それがストレスになっていない」ということでしょうか。
常々思うことであるが、やはり女性は本来的に「強い」生物のようです。
昨年植えたサトイモが今年は収穫できるくらい大きくなりました。サツマイモも昨年同様収穫できるか楽しみです。先日植えた白菜はかなり葉っぱが大きくなりました。
昨日は患者さんから、自分のところで取れた熟した柿、別の患者さんからは無農薬のりんごを頂きました。ありがたいことです。
住人も「願はず、わしらず、ただ静かなるを望み、憂へなきを楽しみとす」 ながら生きてゆけたら最高であります。
参考文献
「楽しい」は健康のもと 脳卒中リスク低、男性だけ
2009年9月30日 提供:共同通信社
生活を楽しんでいる意識が高い男性は、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などの循環器疾患の発症、死亡リスクが低いとの調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎(つがね・しょういちろう)国立がんセンター予防研究部長)が30日、発表した。
40~69歳の男女約8万8千人を約12年間追跡調査。開始時点のアンケートへの回答から、生活を楽しんでいる意識が「高い」「中程度」「低い」の3グループに分け、循環器疾患の発病や死亡との関係を分析した。
意識の高いグループを基準にすると、中程度グループの発症リスクは1・20倍、低いグループは1・23倍、死亡リスクはそれぞれ1・15倍と1・61倍。女性では関連はなく、男性の方がストレスの影響を受けやすいためではないかという。
意識の高いグループは、運動習慣のある人が多く喫煙者が少ないなど生活習慣の違いもあった。
病気の影響で楽しいと感じなくなる場合もあるため、そうした可能性がある人を除外してさらに分析し、心理的要因が発病、死亡に影響を与えると判断した。
担当した琉球大法文学部の白井(しらい)こころ准教授(社会福祉学)は「ストレスの多い社会だが、生活を楽しもうと意識し、楽しむ方法を自分なりに見つけることが大切だ」と話している。
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