「歯ブラシのローテーション使用」のお勧め

皆さん、どの様な歯ブラシの選択をなさっていますか？
歯医者さんに勧められたもの、あるいはドラッグストアーの陳列棚から自分のフィーリングにあったものを使われていることでしょう。
多くの方は1種類の歯ブラシで、毛先が開いたら新しいものと交換されているのではないでしょうか。

住人は仕事柄、いろいろな種類の歯ブラシの磨き心地を試しています。そこで、日常的に複数の種類の歯ブラシで歯磨きしています。

最近、改めて「ハッ」と気付いたのですが、40～50歳代の徐々に歯周病が気になりだした方は、いくつかの種類の歯ブラシを使ったほうがよいのではないかと思います。

山口市清水時

　もちろん、たくさんの歯ブラシを買わせようという魂胆ではありません。

歯ブラシは、植わっている毛の太さ、先端の形状、密度、幅と長さ、腰の強さなどで、多くの種類があり、年齢や歯並びの状態、歯の生え方、歯周病の有無などで、それぞれ最適の歯ブラシは　人によって異なります。
30歳くらいまでの方はそれぞれ年齢に応じた歯ブラシ1種類でよいと思います。詳しくはかかりつけの歯科医院でご相談下さい。
また、中等度以上の歯周病の方は歯ブラシ以外の歯間ブラシなど補助清掃道具も併用することになりますので、歯ブラシまで複数の種類を使う必要はないと思います。

基本的に住人はライオンの「DENT.EX　Ｓｙｓｔｅｍａ　44Ｍ」 を使用しています。歯周ポケット内や歯と歯の間のおくまで磨くのに適しています。
一度使い出すとやみつきになります。
しかし、この歯ブラシ、歯の表面の広い面積を磨くには腰が弱く、時間がかかってしまします。

我が家では、中高生～歯周病のない成人にはGCという歯科材料メーカーの「ＰＲＯＳＰＥＣ コンパクトスリム　[ふつう]」 をお勧めしています。この歯ブラシは腰が強く、まだ歯茎が下がっていない若者に向いています。歯の大部分の汚れを効率的に落とすのに向いています。しかし、腰が強すぎて、歯並びに問題がある方などが、隅々まで磨くのには適していません。

そこで、軽度の歯列不正（歯並びがよくない）、軽度の歯周病のある成人用にはサンスターの「BUTLER #211 」 をお勧めしています。

歯周病のない成人の方、あってもごく初期の方、つまり日本のおおかたの20～30代には「BUTLER #211 」がお勧めでしょう。

しかし、「DENT.EX　Ｓｙｓｔｅｍａ　44Ｍ」を1度でもお使いになったらわかりますが、今までの歯ブラシでは歯と歯の間など歯ブラシが届いてなかったことが、実感できます。
最初は細い毛先が歯ぐきに刺さるようで、痛い感じがしますが、すぐに慣れてきます。

3本の歯ブラシによって、使用感が全く異なるのです。そこで、住人はこの3本の歯ブラシをローテーションで（気分で）使い分けています。
「BUTLER #211 」と「DENT.EX　Ｓｙｓｔｅｍａ　44Ｍ」の2種類の使い分けでもよいと思うのですが、例えば、朝は「BUTLER #211 」で少し時間をかけて、昼食後は「ＰＲＯＳＰＥＣ」であまり時間をかけずに、そして、夜は 「DENT.EX　Ｓｙｓｔｅｍａ　44Ｍ」で、時間をかけて隅々まで磨くというやり方で使ってみてはいかがですか。ポイントはゴシゴシせずに、ヘッドの動くストロークを短く、細かく振動させるように磨くことです。そうすれば、毛先がドンドン歯と歯の間などに入っていきます。

爪楊枝が必要になったり、そそそろ歯周病が気になりだした方は「歯ブラシのローテーション使用」をお勧めします。
歯ブラシの口当たりの違いを楽しむのも結構快感ですよ。

デンタルフロスなどを時々オプションで入れると完璧でしょう。いつも申し上げていることですが、歯のクリーニングに費用をかけることは「痛み」を回避することにつながりますし、結果的に経済的です。年末は歯医者さんで、お口の中の大掃除をお勧めします。

>>>アラフォーは歯周病も岐路です。
>>>一日何回歯を磨きますか？
>>>「電動歯ブラシ」ってどうよ？
>>>セルフケアとプロフェッショナルケアでしっかり予防
>>>おすすめグッズ

小倉ロフト

タグ：歯みがき 歯ブラシ