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お礼 ~ネットと真実とコミュニケーション~ [エッセイ]

 2007年の4月にデビューしたブログですが、先日累計のアクセス数が30000を超えました。はなから独り言のようにはじめたブログですが、山奥で隠遁生活をしながらも、「出来ることなら少しでも皆様のお役に立ちたい」と思い、つまり世間様と関わりをもち続けたいからブログなるものを行ってきたわけであります。
 住人の駄文がこれほど多くの方のお目に留まるとは夢にも思いませんでした。大変うれしく思います。
今まで立ち寄っていただいた皆様に勇気づけられ、ここまで続けることが出来ました。
心より感謝申し上げます。

 自分もバーチャルな世界で発言しておきながら矛盾しますが、ブログを始めた当初住人が本業とする分野においてもインターネットのホームページ等の情報に疑問を感じていました。(あくまでも私見です)
 それはインターネットがほぼ商売の道具として使われていることです。医療機関のホームページにしても来院してもらうための広告にすぎません。口コミサイトにしてもにしても例外ではありません。
口コミランキングサイトについて>>> http://onoki.blog.so-net.ne.jp/2007-04-17

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法華寺

 インターネットを含めたメディアが本当にエンドユーザーに利益をもたらさず、声の大きいもの(大資本で、マスコミやインターネットへの露出度の大きいものとそれを伝えるメディア)の商売の道具になっているような気がしたのです。その状況は現在むしろひどくなっているかもしれません。インターネットなどでは 看板などと違い、その内容が広告でなく、非営利事業のようにみえてしまうのです。
 例えば検索サイトで「XXX市、歯科」などで検索しても、そこはたくさんお金を出している順番にならんだ広告(看板)にすぎず、同業者がみて溜飲が下がるものではありません。(まあどこの世界も世の中はそんなものかもしれませんが。)一方で広告を一切しない病院があります。それはわざわざ広告する必要(客寄せする必要)がないからしないのです。
 我が家にお見えになる方の中にも 口コミランキングの順に病院を転々とされた方やインターネット等で得た誤った情報を信じている方がおられることが大変気になっていました。
 

 近年いろいろな企業(政界も)の不祥事の特徴は「声の大きな企業が利益を上げることに偏重すれば、皆様にとって耳触りのよいことしか言わない」→「真実は皆様にとって耳障りのよいことばかりではないかもしれません。」→「耳障りのよい情報しか入ってないので、何か不具合が生じたり、その真実が発覚した時は今度は大きなショックや憤りが生じる」という構造ではないでしょうか。
  皆様も、広告などに出てこない(声の小さな)人の声や真実の情報(そもそも「真実」とは個人的な感想かもしれないのですが)を汲み取ろうとしてインターネットにアクセスされるかもしれません。しかしその情報に対してあまりにも近視眼的、妄信は危険であると思います。

 今ままで当ブログで述べてきたように「私の発言が正しく、他は間違っている」と言うつもりは毛頭ありません。世の中の価値観は様々でよいのです。皆様それぞれが幸福であれば問題はありません。

 司馬遼太郎はその著書(翔ぶが如く)の中で「言語というものは、その人間から出て他の人間に語られる場合、語り手の中にある情景も論理とはよほど別なものとして聞き手に受け取られることがむしろ普通である。」と言っています。
司馬さんですらそうなのですから、浅学で語彙を持たない住人は世間で生きてゆくうえで、限られた時間内で、様々なお考えをもつ皆様に充実した「コミュニケーション」をとることの困難さを日々痛感しています。しかし誤解を恐れていてはコミュニケーションは出来ません。歯科医全体の信頼性の向上のためには 何でもすべて患者さんの思い通りに「出来ます」といいカッコするのでなく、「正直」が大切だと思います。

 偏狭で事実誤認もあり、自己満足の域を出るものではありませんが、住人が考えることを少しずつアップしようと思います。皆様のお目に留まり、さらに皆様のなにがしかのお役に立てれば、幸甚のきわみであります。

貴重な人生の時間を当ブログに割いていただいた皆様に改めて深く感謝いたします

まあ、「△△もんた」みたいに朝に、昼に感情的にならずに(アドレナリンの過剰は体に毒です。)、お互い正直に胸襟を開いて、のんびり、ゆっくり生きましょう。

>>>世の中のからくりについて考える3~情報(広告)と企業の利益~
>>>世の中のからくりについて考える4~医療と真実の情報~

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