デジ造匠（アナログ音源をデジタルに）

今回ご紹介するのは USB2.0 オーディオキャプチャーユニット　デジ造 PCA-ACUPです。 

前回はラジオとの関わりを書きました。今日はその後のお話から始まります。
中学、高校となると、記録媒体がカセットテープ（ステレオ）になり、ラジカセ、ウオークマンが流行しました。

　ここ　馬寄村の山奥では決して電波の状態が良くなかったのですが、佐野元春、甲斐よしひろ、渋谷陽一、山下達郎などのＤＪによるＮＨＫ　ＦＭサウンドストリートなどから音楽を録音して聞いていました。（少ない小遣いでアルバムなど買えなかった。）
DJの声をなるべく入れずに音楽だけを録音するために録音ボタンを押すタイミングがなかなか難しくて、うまく録音でず音が切れたり　とそんなことに一喜一憂していました。

大学入学時点では　たしかミニコンポでは、まだレコードプレーヤーとカセットデッキとラジオチューナという構成で、まだCDはそれほど普及していなかったと思います。当時はまだダビングといえば、レンタルレコードからでした。
　　それが1～2年で瞬く間にＣＤが普及し、レンタルＣＤを借りて来て、カセットテープに録音して、カセットデッキで聞くというスタイルになりました。

当時住人の周囲では　単品のオーディオ機器をバイトして少しずつ買い揃えたり、Hi-Fiビデオやリヤスピーカで擬似サラウンドにして、渡辺美里、レベッカ、白井貴子といったアーティストのライブを部屋で見るのも静かなブームでした。
サンスイやDENON、ソニー、ＡＫＡＩ、ケンウッドなどのオーディオ機器が輝いて見えた時代です。
テープの材質やカセットデッキにこだわり、ＣＤの音源を出来るだけ忠実にカセットテープで再現することにこだわっていました。住人も当時A&Dのカセットデッキでせっせとダビングしていました。

その頃の音楽は青春時代に聞いたものなので懐かしいですが、すべてをあたらめて買ってまで聞こうとは思いません。また、ＣＤそのものが廃盤になっている楽曲も少なくありません。

そして部屋の片隅でその頃のアナログ音源が肩身が狭そうに・・・、でも捨てることも出来ずに放置しているあなた！
そこで今回のお勧めの一品です。

薬師寺

　使用法はいたって単純です。
ハードウエアーといっても片方がＵＳＢケーブル、他方がいわゆるオーディオーのピンケーブルで、普通にカセットデッキなどアナログ再生機とパソコンを接続するだけです。
　マルチトラックサウンド編集ソフト「DigiOnSound5L.E.」が付属されており、デッキの再生、停止ボタン以外はパソコンで操作します。
パソコンのＯｓがＸｐの場合、一度、コントロールパネル→サウンドとオーディオディバイス→オーディオで、録音の音量という部分で接続した機器での録音レベルを設定しておくと　あとはあまり調整の必要はありません。
録音タイマーが設定できるので、オートリバースのカセットデッキであれば、録音ボタンを押すと小一時間パソコンが仕事をしてくれるので、雑事の合間に作業が出来ます。

次に、DigiOnSound5L.E.で取り込んだ1個のながーい音楽ファイルを各楽曲ごとのトラックに分割します。住人が持っているものが安いバージョンだからか、これが多少面倒です。
自動的に無音部分を検出してファイルを分割する機能がついているのですが、これがあまり使えません。
ファイルの取り込み方や楽曲によっては正確に分割してくれないのです。
結局はモニター画面上の波形を見ながら、無音部分を探して分割していくはめになります。
特に曲間が明確でなくメドレーみたいに曲が移行しているものをトラックに分割するのが大変です。

分割したファイルの名前の変更はメディアプレーヤーやiTuneで検索したり、アマゾンでアルバムを検索してヒットすれば、その、データをコピー・ペーストすればよいので、たいした手間ではありません。
各ファイルのプロパティでアーティスト名、アルバムタイトルなどをタグとして埋め込めばなお便利です。

後はお好みのメディアで聞くだけです。
昔のものをなかなか処分できず、溜め込む性分ですが、そのまま置いておいてもカセットテープは伸びるし、朽ち果ててゆきます。
そもそも　カセットデッキを見なくなりました。

そこで、残しておきたいテープの楽曲をパソコンに取り込み、カセットテープそのものは処分する一大決心をしてこの一品を購入しました。
住人は青春の甘酸っぱい思い出の曲をi-Podで聞いています。
「思い出は美しすぎて」と八神純子も歌っていましたが、思い出に浸りだすともう年です。

 

>>>NHK青春ラジカセ http://www.nhk.or.jp/my-fm-days/

 

薬師寺

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