白洲次郎 -日本人が待ち望む人物ー [エッセイ]
週末よりNHKドラマスペシャル「白洲次郎」が放映されるそうである。
このドラマの原案のひとつが 以前当ブログの「お勧めの1冊No.2」 で紹介した、北 康利 著 「白洲次郎 占領を背負った男」である。
白州次郎は以前より、「サライ」でも特集されたりしていたが、今年に入り開催されていた「白洲次郎と白洲正子展」 も大好評だったようである。
決して日本の表舞台を歩いたわけではなく、決して楽な人生ではなかったが、日本人としての誇りを捨てずに人生を楽しんだところに人気の秘訣があると住人は考える。彼を知るサライ世代は彼の生き様に憧憬の念を持ち、若いヒトに伝えたいと思っても不思議ではない。
現在、このように彼が注目されるのは、100年に一度の危機と言われる時代に彼ののような人物の欠如を憂い、この手の人物が出現することを望んでいるからだろう。
しかし、現在の日本の土壌と教育制度から彼のような人物が出現するのはちょっと難しいのではないだろうか。悲しいことである。
それはさておき、お勧めした本がドラマ化されると なんとなく住人もうれしく、そしてなによりも楽しみにしている。
http://onoki.blog.so-net.ne.jp/2007-04-20
http://www.nhk.or.jp/drama/shirasujirou/index.html
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