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お勧めの一冊No.7 [お勧めの1冊]

山下惣一
「食べものはみんな生きていた」

•単行本: 259ページ
•出版社: 講談社 (2004/06)
•ISBN-10: 4062123932
•ISBN-13: 978-4062123938
•発売日: 2004/06

  中国製ギョーザ問題が起きたときに住人はこの本のことを思い出しました。本書は唐津市で農業に従事しながら作家でもある筆者が孫に食について教えると言うスタンスで書かれていますが、現在の日本の食に関する問題点を鋭く指摘した本です。

 帯にかかれたコピーに「命が見えない時代に語って聞かせる安全に生きるための知恵」と書かれているとおり、食は経済であり、文化でもあるのだが、現在は経済重視のあまり、安全と文化を完全においてきていると住人は考えます。
筆者が、はしがきに「農健やかにして食健やか、食健やかにして人健やかと言いますが、今はその順序が逆に進んでいるようにおもわれてならず、そのような食のありようこそが、農を追いつめ、このままなら次世代は「農なき国の食なき民」になりかねません」(2004年5月)と予言しており、当時すでに「消費期限と賞味期限、品質保持期限の違い」の問題点も指摘しています。
 住人の仕事は食や安全と無縁ではないので大いに参考になりました。
住人の食に関する考えは別の機会に譲りますが、現在起きている食の問題をわかりやすく整理する上で、良書です。
家族で、ぜひご一読いただきたい1冊です。

食べものはみんな生きていた


タグ: 安全
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