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歯科用インプラント治療で使用可能な人工骨として国内初の薬事承認 [歯の話]

 九州大の石川邦夫教授(生体材料学)らのグループは15日、骨の主成分である「炭酸アパタイト」と同じ成分の人工骨を開発したと発表した。歯科インプラント(人工歯根)用として使用可能で、昨年12月に薬事承認も得られたという。?
 インプラントは通常、歯がなくなった部分の顎の骨に金属製の土台を埋め込む方法が取られているが、骨が不足していると、別の顎骨などを移植する必要があった。水酸アパタイトなどで作った人工骨では強度が弱いなどの問題があった。

 グループでは、カルシウムなどの無機成分を人工的に合成し、顆粒かりゅう状の炭酸アパタイトを開発。臨床試験では、顎骨が不足した部分に顆粒を移植したところ、骨と成分が同じなため、顆粒が骨そのものに置き換わったという。

 石川教授は「身体への負担が少なくなるため、高齢者でもインプラント治療が受けやすくなる」と話している。
2018年02月16日 Copyright [コピーライト] The Yomiuri Shimbun


九州大学 公開日:2018.02.15 研究成果 

世界初、骨の無機成分と同組成の人工骨の開発・実用化に成功
?~歯科用インプラント治療で使用可能な人工骨として国内初の薬事承認~





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