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神社仏閣の管理者の皆様へ [エッセイ]

 近年、見仏、パワースポットめぐりの盛り上がりにより、多くの拝観希望者が押し掛け(自分者もそのうちの一人ですが)、ご迷惑をおかけしております。
社寺の管理、運営に日々並々ならぬご尽力をいただいている皆様におかれましては大変ご苦労されていることと存じます。深く感謝申し上げます。

 さて、多くの社寺では御朱印を頂いたりする拝観時間は早くても8時半からで、9時以降から16時や17時までのところが多いように思います。
社寺の本来の業務やお勤めは御多忙であり、さらに従業員の労務管理、境内の保安安全対策を考えますと致し方がないことと思います。
致し方ないとは思うのですが、われわれ年寄りにとりましては朝が早いため、活動準備はできているにもかかわらず、参拝できず、残念な思いをすることが多々あります。
また短時間の拝観時間中に多くの参詣者が押しかけ、多くの待ち時間をかけないと拝観できないという、ディズニーランドのアトラクションの待ち時間のような状態で、拝観をあきらめるとこも多々あります。(行列により景観もぶち壊しです)

KIMG0337 (Small).jpg興福寺

 奈良国立博物館では、10月22日から「第68回正倉院展」で、混雑を緩和し、観覧者に鑑賞しやすい環境を提供するため、 会期中の金曜日・土曜日・日曜日・祝日の開館時間を午後7時までとしていたものを、午後8時まで延長することになったそうです。
博物館は室内ですので、開館時間を延長していただくことは大歓迎であり、感謝に堪えません。他の社寺を拝観した後の時間を有効に使えるからです。
先日、ある神社で、受付の方が、「ようお参りくださいました。大変お待たせしました」と言ってくださり、5分開館時間を早めていただいただけで、住人は天にも昇るような幸せな気持ちになりました。

DSC_0089 (Small).JPG

 そこで、神社仏閣の管理者の皆様へお願いがございます。
はなはだ無理なお願いとは存じますが、せめて、春と秋の連休のときは拝観時間を早めていただくわけにはまいりませんでしょうか。
おそらく神職や仏道にある皆様はわれわれ下々の人間が寝ている早朝から、朝のお勤めなどお忙しくなさっていることと存じます。
そんな中、社務所や納経所を開けていただき、お一人でも対応していただける方がおられれば、もう大満足であります。
私のように思っている年寄りは多いと思います。他の社寺よりも早くから拝観可能であることをホームページなどで告知すれば、朝早くから参拝する輩が多くなることでしょう。
けれどもそのことは、神様や、仏様のお考えを普及するのに、決してデメリットにはならないと私は確信いたしております。
 今後京都、奈良などの有名観光寺院はますます外国人観光客が増え、混雑することでしょう。古き良き日本のイメージからはどんどん離れていきますが、これも致し方ないことでしょうか。
どうか御一考いただきたく存じます。日本の神道、仏教のますますの発展を願ってやみません。

不佞 馬寄村の住人 拝

KIMG0355-PANO (Small).jpg飛鳥



タグ:見仏
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